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これだけは覚えようyumコマンド入門


設定ファイル

yumの設定ファイルはファイル「/etc/yum.conf」とディレクトリ「/etc/yum.repos.d」に含まれるファイルになります. Fedora Core 3からはファイル「/etc/yum.conf」にはグローバル設定を,ディレクトリ「/etc/yum.repos.d」にリポジトリ毎の設定を記述するようになりました.

ファイルの書式

ファイルの書式は「変数名=値」の羅列が基本で,コメントは行中の「#」以降行末までがコメントになります. また,変数の羅列はグルーピングすることができ,「[グループ名]」いった書式で指定します. 通常Fedora Coreの場合,前述の通りリポジトリ単位でファイルを分け,グループ*1を作成します.

下記はFedora Core 4のyum.confです.

yum.confの内容
[main]
cachedir=/var/cache/yum
debuglevel=2
logfile=/var/log/yum.log
pkgpolicy=newest
distroverpkg=redhat-release
tolerant=1
exactarch=1
retries=20
obsoletes=1
gpgcheck=1

# PUT YOUR REPOS HERE OR IN separate files named file.repo
# in /etc/yum.repos.d

グループ「main」は全リポジトリで有効な設定になります. これらの指定はグループ毎(リポジトリ毎)に指定し,変更することもできます. 下記はFedora Core 4のアップデートリポジトリへの設定ファイル「/etc/yum.repos.d/fedora-updates.repo」です.

「/etc/yum.repos.d/fedora-updates.repo」の内容
[updates-released]
name=Fedora Core $releasever - $basearch - Released Updates
mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/updates-released-fc$releasever
enabled=1
gpgcheck=1

コマンドで使う

yumコマンドは基本的に下記のように使用します.

yum [<オプション>] <コマンド> [<サブオプション>] [<パッケージ>]

「コマンド」以外の指定は常に必要ではありません. また,「オプション」は状況に応じて下記のものを使用しますが,通常何も指定しなくてもyumを使うことはできます.

-yコマンド「install」や「update」などは実際の処理の前に本当に実行するか確認をしてきます.このオプションはその確認を行わず,すぐに処理を実行します.
-C外部のリポジトリを参照せずに既にダウンロード済のファイルのみを対象として処理を行います.
--enablerepo=<リポジトリID>一回限りで有効にするリポジトリを指定します.<リポジトリID>は設定ファイルに記述したリポジトリの名前を指定します.
--disablerepo=<リポジトリID>一回限りで無効にするリポジトリを指定します.<リポジトリID>は設定ファイルに記述したリポジトリの名前を指定します.
--exclude=<パッケージ名>処理対象外にするパッケージを指定します.システム全体をアップデートするといった場合,今回はアップデート対象から除外したいパッケージが出てきたらこのオプションを使用します.
--versionyumコマンドのバージョンを表示します.

「コマンド」はyumにさせる作業を指定します. 最も多く使うコマンドは「install」と「update」「remove」でしょう.

システムを更新する

install
パッケージのインストールを行います. パッケージ名は必ず指定しなければなりません. 実際のインストールは指定されたパッケージとそれに依存するパッケージが対象になります.
update
パッケージのアップデートを行います. アップデート対象のパッケージを指定しなかった場合,すべてのパッケージを対象とし,パッケージが指定された場合,指定されたパッケージとそれに依存するパッケージが対象になります.
remove
パッケージをアンインストールします.パッケージ名は必ず指定しなければなりません. 実際のアンインストールは指定されたパッケージとそれに依存するパッケージが対象になります. 注意すべきことは,自分が指定したパッケージに依存するパッケージも芋づる式にアンインストールの対象になるということです. これに気づかずにアンインストール作業をすると,思わぬパッケージのアンインストールが発生することになります.

欲しいパッケージパッケージを検索する

list <サブコマンド>
パッケージの一覧を表示します. コマンド「list」に続けてサブコマンド(「all*2(すべて)」「available(有効)」「updates(アップデート可能)」「installed(インストール済み)」など)を指定し,パッケージ名をその後指定することができます.
clean <サブコマンド>
yumのキャッシュを消去します. コマンド「clean」に続けてサブコマンド「all(すべて)」「packages(パッケージのみ)」「headers(パッケージ情報ファイルのみ)」を指定することができます.
provides <キャパシティ>
指定のキャパシティ*3を所持するパッケージを検索します.
search <キーワード>
パッケージ情報などからキーワードを検索します. キーワードに一致したパッケージの表示をしますが,非常に多くの表示がされるので,lvコマンドやlessコマンドなどを併用するといいでしょう.

例えば下記はシステム全体のアップデートをするが,httpdで始まるパッケージををアップデートしないというyumの実行です.

# /usr/bin/yum '--exclude=httpd*' update

上記以外のコマンドについては「知っておくと便利なyumコマンドの使い方」でより高度な使い方を紹介します.



*1 グループ名は重複しない半角英数字ならなんでもいいです
*2 省略化
*3 キャパシティについては「知っておくと便利なRPMコマンドの使い方」を参照ください
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最終修正日時: Fri, 03 Feb 2006 15:42:05 JST (2300d)
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