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PHP開発あぷり - mantis -


mantisを使ってみる

mantisについて

mantisは http://www.mantisbt.org/ にて開発が行われている高機能バグトラッキングシステムです. mantisは執筆時現在バージョン0.19.2が最新で,下記のような特徴があります.

  • 複数プロジェクトを同時に管理できる
  • プロジェクト内にカテゴリを作成し,バグを管理できる
  • バグは関連付けを行うことができる

その他バグトラッキングシステムとしてはbugzillaなどが有名です.

mantisの特徴

mantisはバグトラッキングシステムとして下記のような特徴があります

複数プロジェクトの管理が可能
mantisでは複数のプロジェクトを独立してバグ管理ができます.
カスタムフィールドの追加が可能
プロジェクト単位でバグ報告に必要な情報を独自に追加することができます.
設定ファイルでの豊富なカスタマイズ
設定ファイルの変更で非常に多くの動作を変更することができます.
バグの関連付けが可能
バグとバグの関連付けをすることができます. 例えばコレは複数の不都合報告を一つのバグとして束ねたりすることができます.
アカウントの多階層権限の利用が可能
アカウントを開発者・プロジェクト管理者・サイト管理者など複数のレベルで権限づけることができます.
各種バグの状態推移をメールで通知が可能
バグ報告やバグ修正状況などの変化をメールで通知することができます.
データベースのRSS配信が可能
バグ情報をRSSで配信することができますので,最新情報の取得を容易に行うことができます.
インターフェースを多言語表示する可能
英語だけでなく,日本語をはじめ非常に多くの言語で使用することができます. また,日本語での文字コードとしてUTF-8・EUC-JP・SHIFT JISで使用することができます. ただしバグ報告などは多言語対応していないため,共通の言語で作業をする必要があります.

mantisに必要な環境

mantisの動作に必要な環境は http://www.mantisbt.org/requirements.php に書かれています. 設定ファイルはconfig_inc.php.sampleをconfig_inc.phpにコピーし,編集を行います. 下記はよく使うと思われる設定項目で,(*)はconfig_inc.php.sampleで最初から記述されている内容です. その他はconfig_defaults_inc.phpを参考にconfig_inc.phpに追加するといいでしょう.

必須環境
PHPPHP 4.0.6以降
MySQLMySQL 3.23.2以降(一部を除くMySQL 4.0・4.1・5.0対応)
その他チャート表示をするにはGDライブラリとJpGraphライブラリが必要

最近のディストリビューションや各アプリケーションサイトから最新のバージョンを使用すれば問題ないと思います.ただし,おそらく最も使用されていると思われるPHP 4.3.xとMySQL 3.23.xxもしくは4.0.xxの組み合わせが問題に遭遇することが少ないと思います.

また,アーカイブの内部にSQL Server・PostgreSQL用のSQLファイルもあるようで,実験的対応がされているようです.

mantisをインストールする

こちらも phpMyAdminやXOOPSに似た作業になります.

mantisは http://www.mantisbt.org/download.php にて配布されていますので,こちらからダウンロードします. 執筆現在では最新バージョンは 0.19.2 でした.

ダウンロードが終了したら展開と/home/contents/mantisに移動します.

mantisのインストールをする
$ mkdir ~/contents/mantis
$ tar zcvf mantis-0.19.2.tar.gz
$ mv mantis-0.19.2/* ~/contents/mantis/.

「PHPで使えるアプリケーション」と同様に/home/webmaster/contents/phpmyadmin」にアーカイブを展開し,内容を移動します.

次にapacheの設定を行います. こちらも「PHPで使えるアプリケーション」と同様に「/etc/httpd/conf.d」ディレクトリのcontents.conf*1にAliasディレクティブを記述します.

mantis用のAliasを指定
Alias /mantis /home/webmaster/contents/mantis

最後にデータベースの設定を行います. データベースは下記のように作成とSQLの実行をします.

mantis用のデータベースの構築
$ mysqladmin -u root create mantis
$ cat sql/db_generate.sql | mysql -u root mantis

ここでは説明を容易にするためにMySQLアカウントrootを使用していますが,本来MySQLアカウントrootを,さらにパスワード無しの状態のまま使用することはきわめて危険な状態です. mysqlコマンドやphpMyAdminなどでMySQLアカウントrootに推測されにくいパスワードの付加し,常用するMySQLアカウントを必ず作成をし,MySQLそのアカウントにて運用するようにしましょう.

これで基本的なインストールは完了です.

mantisを設定する

次にmantisの設定を行います. mantisの設定ファイルは初期状態ではconfig_inc.php.sampleとconfig_defaults_inc.phpの2つがあります.

config_inc.php.sampleはconfig_inc.phpという設定ファイルの雛形なので,ファイル名を変更するかコピーを行い,config_inc.phpの方を修正します. また,下記が主な設定項目になります.

カテゴリ変数名用途設定例
データベース関連$g_hostname(*)データベースサーバの接続ホストを指定する
$g_db_username(*)データベースサーバの接続ユーザー名を指定する
$g_db_password(*)データベースサーバの接続パスワードを指定する
$g_database_name(*)使用するデータベース名を指定する
メールアドレスg_administrator_emailmantis管理者のメールアドレスを指定する
g_webmaster_emailウェブ管理者のメールアドレスを指定するwebmaster@example.com
$g_return_path_emailメール送信時のエンベロープFromを指定するpostmaster@example.com
SMTP$g_phpMailer_methodメール送信に使用する方法を指定する0:mail()関数/1:sendmailコマンド/2:独自でSMTP接続
$g_smtp_host独自でSMTP送信するときのSMTPサーバを指定するlocalhost
$g_smtp_usernameSMTP認証に使用するユーザー名
$g_smtp_passwordSMTP認証に使用するパスワード
ファイルアップロード$g_allow_file_upload(*)ファイルアップロード機能利用の可否を指定するON/OFF
$g_allowed_files許可するファイルの拡張子をカンマ区切りで指定する
$g_disallowed_files許可しないファイルの拡張子をカンマ区切りで指定する
言語$g_default_languageデフォルトの言語設定を設定するjapanese
画面$g_show_project_menu_barプロジェクト名のメニューの表示機能の可否を指定するON/OFF
JpGraph$g_use_jpgraphJpGraphでのグラフ機能の可否を指定するON/OFF
$g_jpgraph_pathJpGraphがインストールされているパスを指定する
アカウント$g_allow_signup新規サインアップ機能の利用の可否を設定するON/OFF
$g_lost_password_featureパスワードを忘れたとき用のパスワードの再発行機能の利用の可否を設定するON/OFF

(*)はconfig_inc.phpにあらかじめ記述されている項目です. その他の項目は必要に応じてconfig_defaults_inc.phpを参照し,config_inc.phpにコピーした後に設定するといいでしょう.

それではmantisの管理に最終設定としてアクセスしてみましょう. URLは http://www.example.com/mantis/admin/ になります.

アクセスすると下記のようにメニューがあるので,必要に応じてアクセスしていきます.

管理メニュー
Check your installationmantisの動作環境に問題がないか確認する
Upgrade your installationmantisのアップグレード作業を行う
Modify stylesheetsスタイルシートの修正を行う
System Utilitiesバックアップなどのユーティリティ

mantisは非常に豊かな設定項目を持っており,上記以外にも沢山の設定項目があります. 一度$config_defauls_inc.phpをすべて眺めてみると興味深い項目が出てくるかもしれないので,いろいろ試してみましょう.

それではmantisのトップURLであるhttp://www.example.com/mantis/にアクセスし、にログインしてみましょう。 ログイン画面が出てきたら、デフォルト管理者のアカウント名「administrator」パスワード「root」でログインします。 パスワードはログイン後に変更しておきましょう.

ログインができたらプロジェクトの作成や改善要求の登録などを行ってみましょう.

mantisで気をつけること

必要がなくなったらセキュリティのため,mantis/admin/ を不当に使用されないよう削除するか,Basic認証が必要になるような設定にするなどの対策をとりましょう.

また,初期アカウントとして「administrator」がパスワード「root」で作成されていますが,最初のログインでかならず別のパスワードに変更しておきましょう.



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最終修正日時: Wed, 15 Mar 2006 01:23:18 JST (2260d)
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